葬祭プランナー(葬祭ディレクター)とは?仕事内容・資格・葬儀を依頼するメリットを解説
最近、葬祭プランナーという仕事に注目が集まっています。そのきっかけのひとつとなっているのが、映画『ほどなく、お別れです』です。
この作品は、葬儀会社に入社した新人スタッフと、厳しくも温かく指導する葬祭プランナーが「より良いお見送り」とは何かを模索しながら成長していく姿を描いたヒューマンドラマです。遺された家族の想いや故人様への最後の言葉に寄り添いながら、葬儀の現場で大切にされている心遣いや、葬祭プランナーの役割が丁寧に描かれています。
葬儀は単なる儀式ではなく、大切な人との「最後の時間」です。
葬祭プランナーは、ご遺族の想いに寄り添いながら、その大切な時間を形にする役割を担っています。
この記事では、葬祭プランナーとはどのような仕事なのか、葬祭ディレクターとの違いとともに詳しくお伝えしていきます。
葬祭プランナー、葬祭ディレクターとは
葬儀社のスタッフを指す言葉として、「葬祭プランナー」や「葬祭ディレクター」という言葉を耳にすることがあります。しかし、この2つの言葉の違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、葬祭プランナーは葬儀の企画や相談を担当する職種名であり、葬祭ディレクターは葬儀の知識や技能を証明する資格を持つ専門スタッフを指すことが一般的です。いずれもご遺族の想いを大切にしながら、安心して故人様を送り出せるよう葬儀全体をサポートするのが主な仕事です。
葬祭ディレクターの資格について
葬祭ディレクター資格とは、葬儀の専門知識や実務能力を証明する資格で、葬儀業界で働くスタッフのスキルを客観的に示すものです。葬儀の打ち合わせから式の進行、ご遺族への対応まで、葬儀を円滑に進めるために必要な知識や技術を持っていることを認定します。日本では葬祭サービスの品質向上を目的として、厚生労働省が認定する「葬祭ディレクター技能審査」に合格することで取得できます。試験は学科と実技で構成され、葬儀の流れや宗教・宗派の知識、接遇マナー、式の進行などが問われます。資格は1級と2級があり、一定の実務経験が受験条件となります。取得することで葬儀の専門スタッフとしての信頼性が高まり、葬儀社におけるキャリアアップにもつながる資格です。
↓1級葬祭ディレクター IDカード

葬祭プランナー(葬祭ディレクター)の主な仕事内容
葬祭プランナー(葬祭ディレクター)の仕事は、単に葬儀を進行するだけではありません。ご遺族のサポートを中心に、葬儀に関わるさまざまな業務を担当します。
1 葬儀の事前相談
葬儀を行う前に、ご遺族と打ち合わせを行います。主に次のような内容を確認します。
・葬儀の形式(家族葬・一般葬など)
・参列予定人数
・宗教・宗派・ご予算
・祭壇、棺他葬具・故人様やご家族の希望
近年では、生前に葬儀の相談を行う「事前相談」も増えており、葬祭プランナー(葬祭ディレクター)が丁寧に対応しております。
2 葬儀プランの提案
打ち合わせ内容をもとに、葬儀の具体的なプランを提案します。代表的な葬儀形式には次のようなものがあります。
・家族葬
・一般葬
・一日葬
・直葬(火葬式) など
それぞれの特徴や費用を説明し、ご家族に合った葬儀を一緒に考えます。
3 葬儀の準備・手配
葬儀日程が決まると、葬祭プランナー(葬祭ディレクター)はさまざまな準備を進めます。
<主な準備内容>
・火葬場の予約
・葬儀式場の手配
・祭壇や供花の準備
・僧侶、宗教者の手配
・遺影写真の作成
・会葬礼状や返礼品の準備
・料理の手配・火葬場の予約 など
多くの手配を短期間で進める必要があるため、葬祭プランナー(葬祭ディレクター)の経験と段取り力が重要になります。
4 葬儀当日の進行
葬儀当日は、式が滞りなく進むよう全体の進行を管理します。
・宗教者との打ち合わせ
・スタッフとの打ち合わせ
・親族、参列者の案内
・焼香の誘導
・式の進行サポート など
ご遺族が落ち着いて故人様とのお別れができるよう、裏側でサポートするのが葬祭プランナー(葬祭デイレクター)の役割です。
5 葬儀後のアフターサポート
葬儀が終わった後も、ご遺族にはさまざまな手続きが必要になります。
例えば
・香典返しの手配
・四十九日法要の準備
・位牌や仏壇の準備
・各種行政手続きのお手伝い
葬祭プランナー(葬祭ディレクター)は、こうした葬儀後のサポートも行います。
葬祭プランナー(葬祭ディレクター)に依頼するメリット
葬儀は突然行うことが多く、ご家族は悲しみの中で短期間に多くの準備を進めなければなりません。葬儀の形式や費用、宗教・宗派の作法、参列者への対応など、慣れていない方にとっては分からないことも多く、不安を感じる場面も少なくありません。
こうしたときに葬祭プランナーに依頼することで、葬儀の準備や進行を専門スタッフがサポートし、ご家族の負担を大きく軽減することができます。
メリット1:葬儀準備の負担を減らせる
葬儀を行う際には、式場の手配、祭壇の準備、僧侶の手配、火葬場の予約、遺影写真の作成、会葬礼状や返礼品の準備など、多くの手配を短い時間の中で進める必要があります。
ご家族だけでこれらを進めるのは大きな負担になりますが、葬祭プランナー(葬祭ディレクター)に依頼すれば、葬儀に必要な準備や手続きを専門スタッフがまとめて対応します。経験豊富なスタッフが段取りよく進めてくれるため、ご家族は安心して葬儀の準備を任せることができます。
メリット2:適切な葬儀プランを提案してもらえる
葬儀には、家族葬・一般葬・一日葬・直葬などさまざまな形式があり、それぞれ特徴や費用が異なります。初めて葬儀を行う場合、どの形式を選べばよいのか迷う方も多いでしょう。
葬祭プランナー(葬祭ディレクター)は、ご家族の希望や参列予定人数、宗教・宗派、ご予算などを丁寧に伺いながら、状況に合った葬儀プランを提案します。必要な内容や費用についても分かりやすく説明してくれるため、ご家族が納得した形で葬儀を進めることができます。
メリット3:葬儀当日も安心して任せられる
葬儀当日は、受付や参列者の案内、式の進行、焼香の誘導、火葬場への移動など、多くの対応が必要になります。もしご家族だけで対応する場合、落ち着いて故人とのお別れの時間を持つことが難しくなることもあります。
葬祭プランナー(葬祭ディレクター)がいることで、葬儀当日の進行や参列者への対応を任せることができるため、ご家族は安心して故人様を見送ることに集中できます。式が滞りなく進むよう裏側でサポートしてくれる点も、大きな安心につながります。
また、葬儀後の手続きや法要についての相談にも対応してくれるため、葬儀の前後を通してご家族を支えてくれる存在といえるでしょう。
まとめ
葬祭プランナー(葬祭ディレクター)は、葬儀の準備から当日の進行、葬儀後のサポートまで、ご遺族に寄り添いながらお別れの時間を支える専門スタッフです。葬儀の形式や費用、宗教・宗派の作法など分かりにくいことも多い中で、安心して準備を進められるよう丁寧にサポートします。
また、葬祭ディレクター資格を持つスタッフは、専門知識と技能を備えた葬儀のプロとして、より質の高い支援を提供します。中でも厚生労働省認定の「1級葬祭ディレクター」は業界における最上級資格で、豊富な経験と高度な知識を持つ葬儀のスペシャリストです。葬儀を安心して任せたい場合は、1級葬祭ディレクターが在籍する葬儀社を選ぶことも大切なポイントです。
大切な方との最後の時間を後悔なく過ごすために、葬祭プランナー(葬祭ディレクター)はご遺族の想いに寄り添いながら、故人様らしいお見送りを形にします。
葬儀について不安がある場合は、事前相談で専門スタッフに相談しておくと安心です。
現在100社以上の葬儀社が登録しているイフネット北海道では、葬儀事前相談を強化しております。ご希望のエリアから葬儀社を選択いただき、お気軽にお問い合わせください。
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