葬儀参列マナー完全ガイド|受付・挨拶・立ち振る舞い・携帯電話・持ち物まで徹底解説
「マナーに自信がない」「これで合っているのか不安」という方に向けた、葬儀参列のポイントをまとめたページです。
受付での記帳の進め方や、ご遺族への言葉遣い、式中の立ち振る舞い、携帯電話の扱い方から席順・退場の流れなど、参列時に押さえておきたい基本を丁寧に解説しています。
参列前の準備
●開式時間より早めに到着するのがマナー
葬儀参列では、事前準備が当日の印象を大きく左右します。もっとも基本的な礼儀は時間厳守で、開式の10〜20分前に到着するのが理想的です。受付での記帳や席への移動も落ち着いて行えます。初めての会場や道に迷う可能性がある場合は、30分ほど余裕を持つと安心です。やむを得ず遅れる際は事前に連絡し、到着後は静かに後方へ着席するなど、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
●香水・柔軟剤の香りに注意|無香料が基本
葬儀の場は、故人様を静かに偲ぶ厳粛な空間です。強い香りは、
・祭壇の花の自然な香りを損なう
・参列者の不快感につながる などの理由から、
香りを控えるのがマナーの基本です。 日頃使っている柔軟剤や整髪料の香りが残ってしまうこともあるため、無香料に近い状態での参列を心がけましょう。
●持ち物の音にも気配りを|静けさを守るために
葬儀中は非常に静かな空間のため、小さな物音でも意外と響きます。 バッグの金具が当たる音や、鍵束の音、スマートフォンのバイブレーションなどは控えるのが理想です。
・金具の少ないシンプルなバッグを選ぶ
・鍵はケースにまとめて収納
・スマートフォンはマナーモードではなく電源オフ など、音を出さないための工夫をしておくと安心です。
また、雨天時は傘の開閉時の音や水滴の処理にも注意し、式場入口で静かに水気を落とすなど、細やかな心配りが大切です。
式場到着から受付までの基本マナー
葬儀式場へ到着した瞬間から、すでに弔問の場としての振る舞いが求められます。静かに落ち着いた行動を心がけ、周囲への配慮を忘れないことが大切です。
● 式場に入る前から「私語を控える」
ロビーや入口付近での大声の挨拶や雑談は控えるのが基本です。
特に久しぶりに会う知人がいても、声量は抑え、短い挨拶程度にとどめましょう。
会場全体が厳かな空気に包まれているため、「静かに過ごす」ことが礼儀の第一歩となります。
● 身支度は入口の前で整える
会場内でコートを脱いだり、スマートフォンの電源を切るのは避け、入る前に完了させておきます。
コート・上着を脱ぐ
スマホの電源をオフ
荷物を最小限にまとめる
会場に入ってからゴソゴソ荷物を整理するのは周囲の迷惑になりやすいため注意が必要です。
● 受付では一礼して名乗り、長話はしない
受付は参列者が集中する場所。
香典の手渡しだけでなく、丁寧な態度が求められます。
「このたびはご愁傷さまです」と短く気持ちを伝え、必要以上の会話は控えましょう。
また、受付付近で立ち話や電話をするのはNGです。
流れを妨げないよう、手続きが済んだら速やかに式場内へ向かいます。
式場内での正しい立ち居振る舞いと着席マナー
● 入室時は“遺族席側”へ静かに礼をする
祭壇へ一礼し、続いてご遺族席へ軽く会釈するのが礼儀です。落ち着いた動作で入室し、慌ただしい行動は控えます。
● カバンは足元・膝の上に置く
通路を塞がないよう、バッグは膝の上か足元へ。つまずき防止のため、通路側に置くのは避けましょう。可能なら小さめの黒いバッグが理想です。
● 途中退席は原則NG
式の最中に席を立つのは避けるべきです。やむを得ない場合は読経の合間など、区切りのタイミングで静かに退席し、周囲への配慮を忘れないようにします。
式中の言葉遣い・挨拶マナー
声は控えめに。必要な場面だけ短く丁寧にお声がけします。
● 遺族へ伝える言葉の例
「ご愁傷さまです」「心よりお悔やみ申し上げます」など短い挨拶で気持ちは十分伝わります。
● 重ね言葉はNG
「くれぐれも」「重ね重ね」など、不幸を繰り返す表現は避けるのがマナーです。
● 私語・子どもの声には配慮を
声が響く場合は一度ロビーへ移動するなど、周囲に迷惑をかけない対応を心がけましょう。
葬儀での着席・退場・出棺マナー
● 座席位置(着席マナー)
遺族 、親族 、 一般参列者は、参列者の立場によって座る位置が決まっています。宗教によって、また地域によって遺族、参列者の席順が異なります。式場スタッフの案内に従って着席して下さい。
● 退場時・出棺時のマナー
・遺族への挨拶
挨拶は短く丁寧に。
長時間の会話は遺族の負担になるため、簡潔にお悔やみの気持ちを伝えます。
・退場の基本
退場は案内に従い静かに行動。
混雑時の割り込みや無理な移動はトラブルの原因になるため、周囲に配慮して行動します。
・ 出棺時の振る舞い
合掌して静かにお見送り。
遺族と歩くペースを合わせず、少し距離を保ちながら見送るのが礼儀です。
まとめ
葬儀参列のマナーは形式的に思えることもありますが、本質は「故人様への敬意」と「ご遺族への思いやり」です。早めの到着や静かな振る舞い、簡潔で丁寧な言葉遣いなど、どれも相手を気づかう気持ちがあれば自然と身につくものです。
初めての式場でも、基本を押さえておけば落ち着いて行動できます。迷った際はスタッフが案内してくれるため、過度に心配する必要はありません。
心静かに偲び、ご遺族に寄り添う姿勢こそが、何より大切な葬儀マナーです。
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