Q 安置場所はどこにすれば良いですか？
現在、多くの方が病院でご逝去されることが一般的ですが、その際、看護師による処置の後、葬儀までの間に故人様をどこに安置するかを決定する必要があります。
安置場所としては、「ご自宅」「葬儀社が提供する安置施設」「民間の安置施設」「安置施設のある斎場」などがあります。
ご自宅で安置する場合、最低でも布団を敷ける1畳程度のスペースが必要です。また、故人様のお体を良い状態に保つためにドライアイスを使用しますが、その際、部屋にエアコンを設置しておくことが求められます。
最近はマンションにお住まいの方も増えており、故人様を自宅に戻すことを避ける方が多くなっていますが、エレベーターがあるマンションであれば、搬送することは可能です。
ご自宅での安置は、故人様と24時間一緒に過ごせることが大きなメリットであり、安置費用がかからない点も利点です。しかし、住宅の事情によって自宅での安置が難しい場合もあり、その場合、葬儀社が保有する安置施設や、寺院や民間の火葬場に併設された安置施設を利用される方が多いです。
これらの施設では、施設スタッフが24時間体制で故人様を保冷室にてお預かりするため、安心してお任せできます。しかし、面会時間が決められているため、自由に出入りすることができず、安置費用がかかる点がデメリットです。
ご自宅以外で安置場所を選ぶ場合、安置施設の選定が葬儀場の選定にも繋がります。そのため、事前にどこに安置するかを決めておくことが、いざという時に慌てずに済むために重要です。
